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La.系ぶろぐ

個人的いろいろメモ。シャープペンのメモにちょっぴりゲ○ツの悪口が混じってるただのチラ裏。

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エロゲのシステムのあれこれ

最近、というか……もうエロゲ界を離れて結構経つのですが、
でも、何の因果かまだゲームのプログラムをしていて、
システム周りでゴタゴタ……があった感じなので、ちょっとメモがてら。

エロゲでシステム、って言うと、もう今時吉里吉里で終了(あ、でも本家は配布終了なんだっけ)って感じだと思いますが、
それでも、エロゲ界を離れると、別に標準のシステムがあるわけでもなくて、
その辺を場合によっては1から作ってたりするわけです。
或いは、当たり前だったシステムがそもそも未実装だったりとか。

例えば、コンシューマーにせよ、ソシャゲーにせよ、
今だからこそメッセージログとか入ってるのが大分当たり前ですけど、
それでも無かったり、不便だったりするシステムがありますよね。
まー、だから、企画は、ユーザーが不便だから欲しいって言ってる……って感じで、話を振ってくると思うのですが、
その時に、「あれあれ、あの機能、簡単だよね?」みたいに振られると困るわけです。
(や、出来ないって訳じゃなくて、時間掛かるよ、ちゅー話)

で、どうも、それを説明しても(いや、端で聞いてるだけの話だったのですがw)今時の企画側は解らないのかな……って感じがあったので、
ちょっとおさらいしてみたり。
(こんな所見るゲームの企画なんていないと思うけど;)

エロゲのシステムって、まあ……ざっくり分けると、
・DOSの時代……出来ることが超限られてるので、最低限の仕様で作られる
 (ログなんて普通無いし、セーブは一日の終わりとかそれ系だし、セーブスロットは1つとか5つとか)
・Winの時代前期……2000年前後頃、DOSのシステムを移植するのがいっぱいいっぱい
 (DirectXがまだできたてで、それを使うか、使わないで頑張るか的な……;)
・Winの時代中期……~2005年くらい、ちょっと不便だったシステム(セーブがどこでも出来ない、とかログがないとか、その辺)の拡充
・Winの時代後期……~2010年くらい?セーブのサムネイルとか、キャラ毎の音声設定とか、メッセージ速度の細かい設定とか、なんか色々くっつけてた時代(エロゲのシステムって何というか……設定多いよねw)同時に、吉里吉里が普及してく時期。

って感じで、その後はもう吉里吉里で良いじゃん、的な感じになると思うのですが、(だってプログラマ飼うお金無いしw)
なので、エロゲの企画(とは言わないね、ディレクター?)としては、システムを作る、これが欲しい……とかその辺の概念はなくなっていくと思うんです。だって、吉里吉里(のプラグインになるのですが)に入ってるし。

ま、それはしょうが無いし、吉里吉里使ってね終了で済むと思いますが(あるモノ無理に作る必要ないし、お金掛かるしw)
でも、エロゲ以外はそうでもないわけで。
(や、吉里吉里使うって解決策もあるけど。使えるなら)

えー、でも、そんな10数年前に作って枯れてるシステム作るの大変なぬ?って話になると思うのです。

まあ、後期の、細かい設定を拡充してた時期のモノってそこまで難しいものって無くて(や、無いわけじゃ無いと思うのですが)
記憶に残ってる限りだと、セーブのサムネイルには「ひどいハメ」(何がひどいって、「技術的じゃなくて制度的な問題で」ものすごく手間の掛かるシステムになってます、アレ)がありましたが、まあ……それほど問題にならないと思うのです。
大変そうなシステムは、素人が見ても大変そう、ってなると思うし。

しかし、その前の時期に確立してるシステム……メッセージスキップとかログとか、どこでもセーブにはそれなりの苦労があったりします。
ま、このどこでもセーブが結構大きいトラップなのですが。

セーブ機能って、古いコンシューマーのゲームをやってる人なら(エロゲユーザーじゃなくても)解ると思うのですが、大体、決まったセーブポイントじゃないと出来ない代物でした。
(コンシューマーはそもそも、ディスクセーブすらないことがあったので、それどころじゃない訳ですが)
なんでそうなるかというと、場所を限定することで、セーブする情報(大体進行状況と、主なフラグ、RPGなら所持品やパラメータ、ですね)を制限していたわけです。
パソコンならディスクがある、とはいえ、当時はディスク1の空いてる場所にセーブがポピュラーだったので、やっぱり情報量はケチりたかったわけです。
(RPGはそれは難しくて、大抵データディスクを作りますが、まあ……ディスク交換を節約するため、だったかな?>ディスク1を使う)

だから、ハードディスクが普及して、Win時代になって、セーブ容量を稼げるようになって、セーブ出来る場所は増やせるようになった、のですが……
次に立ちはだかったのは選択肢です。
これは今じゃ割と問題になりませんが……メッセージ表示のルーチンと、選択肢のルーチンって別になってることが多いわけです。なので、当時は、選択肢にいくとシステムメニューが開けない(=セーブできない)と言う物が結構ありました。
(とはいえ、実はエロゲはシナリオのみ、ってゲームが多いのですが、ソシャゲみたいなインゲーム・アウトゲームとか遷移があって、そこでこの機能をねじ込むと、もう少し複雑化した問題が発生します)

さて、これでセーブのシステムの問題は解決……かというととんでもなくて、まだまだ問題が待ち構えているのです。
この時代のセーブシステムだと、大体、セーブ後ロードすると、シナリオの頭に戻ることが多かったと思います。
なぜかというと、情報量を抑えるため……と言うのもあるのですが、
実は、画面の情報を復元するのが結構難儀だったりするわけです。

これがまたややこしくて、DOSの頃は画面=1枚絵、って事が多くて、立ち絵の概念は少ない、あるいはあっても1枚、って感じでした。表示場所も固定だし。

しかし、Win時代になると、徐々に演出が凝り出して、画面の持つ情報が増えて行ってしまいます。
だから、この辺をちゃんと管理する、と言うのが必要だったりします。
(立ちキャラは最大何枚までしか持たない、と決めちゃうとか、あるいは徹底してそれを記憶するとか)

別の手段として、内部的に頭からシナリオの該当箇所まで(高速で)再生して、画面を再現する方法もあります。
これは情報をたくさん覚えなくて良いのですが……
逆に、これの場合は途中の選択肢を全部覚える必要がありますし(選択肢は必ずしもフラグ化されているわけではないです、特に当時は)そこまで高速に内部処理が出来るかも問題です。
(これは、高速スキップのシステムに絡んできますね。結構いろいろ複雑です、エロゲとはいえ)

さて、これで画面再現して終わり!かというと、最後に難関が待ち構えているのです。
実は、ここまででも、ROM焼きされるようなシステムなら大体問題にならないのですが、
Win時代の、インターネットが普及し始める頃のエロゲには、「パッチ」(不具合修正するアレ)というシステムが普及し始めるわけです。
これの何が問題かというと、「パッチを当てた後に、同じ場所が存在するとは限らない」という身も蓋もない現象が……
これも、その当時のゲームを振り返ると、
「パッチを当てた後はセーブデータが使えなくなります」という注意書きがあるゲームが結構あると思います;

これはどうしたかというと……まあ、システムによりけりだと思うのですが(だって、ねぇ……)
自分の場合は、変更されたシナリオは(そのシナリオの)振り出しに戻す、ってしてたと思います。
(要するに、その時だけ、パラメータも戻す、って出来るようにしてた)
親切なシステムなら、類似の文章を探して……とかしてたかも知れないですが、
どのみち、かなり茨の道を行く実装になったと思います;

あー、長くなりました。
要するに何が言いたいかというと、
「中断したシナリオの場所から戻すだけ、簡単でしょ?」
って言われると、何が大変かを説明するのが大変、ちゅー位大変なのです。
まーだから、企画の人がこの辺分かってくれると良いね、とあまり望みのないことを思いつつ、
エロゲーをやってて、クイックセーブとか、いきなりウィンドウクローズして、復帰したりした時に、
「ああ、きっと名もないプログラマ達の礎があって、サクッと復帰できてるにゃーw」と思っていただければ幸いです。
(あー、著名なシステム作ってる人は有名人多いけど;)

逆に、レトロゲーやると、「うわー、システム使いにくさマジないわー><」てなると思うのですが、
この辺の背景を踏まえてプレイすると、別の意味で楽しめるかも知れませんね。
(体験版でおなかいっぱいになると思いますが;)

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